Japanische Klassiker mit Furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme
でなければ、二階の窓の鉄ごうしが、ちょうつがいで開いたり、屋根に人間のかくれる穴があったりするはずがないじゃないか。
ウフフフフ……、どうやら、すこしばかり、きみがわるくなってきたらしいね。そうだよ。この家には、どんなしかけがあるか、わからないのだよ。用心したまえ。おい、明智君、なんだか顔色がよくないじゃないか。」
二十面相は、あくまで、人をくっています。
しかし、明智はへいきなものです。明智のほうでは、二十面相の秘密をすっかり知っているからです。
「で、その秘密のしかけをつかって、逃げるというのかね。ハハハハハ……、まあ、やってみるがいい。」
「え? やってもいいのかね。」
「いいとも、やってみたまえ。」
「よしッ、それじゃあ、こうだッ!」
二十面相が立ちあがって、パッと、二、三歩うしろにさがったかと思うと、カタンと音がして、たちまち、そのすがたが消えうせてしまいました。
いや、消えうせたのではありません。応接室の床に落としぶたがあって、それが開き、二十面相のからだは、地下室へ落ちていったのです。
それを見ると、明智探偵は、窓のそばへとんでいって、持っていたピストルを空にむけて、ダーンと発射しました。