Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まほうにんぎょう

魔法人形/サーカスの怪人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme

Aozora Bunko

身のしろ金をわたそうとしても、わたせなくなる。あいつは、やけくそになって、ルミをどんなめにあわせるかもしれない。それよりも、わしは、そっと私立探偵にたのもうと思う。明智小五郎という名探偵がいる。わしの友だちがせわになったことがあるので、明智さんの腕まえはよく知っている。一千万円がおしいのではない。ルミの命が一千万円で買えるなら安いものだ。しかし、なにもしないでむこうのいうままになるのも残念だし、金だけとられてルミが帰ってこなかったらたいへんだ。それで、腕のある探偵にたのんで、そういうことがないように、よく相談しようと思うのだよ。」

甲野さんのいうことはもっともなので、おかあさんも、それに賛成しました。

そこで甲野さんは、奥まった部屋のべつの電話で、明智探偵事務所を呼びだしますと、子どもらしい声が電話口に出ました。

「明智先生は事件で旅行中です。四―五日お帰りになりません。いそぎのご用ですか?」

「じつは、ひじょうに重大な、いそぎの用件なのですが、こまったな。」

「では、ぼくがおうかがいしましょうか。ぼく、先生からるす中のことをまかされている、小林というものです。