Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まほうにんぎょう

魔法人形/サーカスの怪人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme

Aozora Bunko

骸骨男が、なぜこんな曲芸をやっているのか、その気もちがわかりません。

ぐるぐるまわっているゾウが、楽屋口の前をとおりました。そのとき、頭の上に立っている骸骨男の顔に、おどろきの色があらわれました。骸骨男の目と小林少年の目とが、ぶっつかったのです。骸骨男は、そのときはじめて、テントの中に小林君のいることをしりました。

骸骨男の笑いがとまりました。そして、恐ろしい声がひびいてきました。

「そこにいるのは、明智の弟子の小林だなッ。」

走っていたゾウが立ちどまりました。骸骨男がとめたのです。怪人の目は、じっと小林君をにらみつけています。

小林君は、サーカス団の人たちをかきわけて前に出ました。そして、相手の目をにらみかえしながら叫びました。

「そうだよ、明智先生の弟子だよ。きみが警官に化けて、あの地下道からぬけだしたことは、もうすっかりわかっているんだ。いまに明智先生が、ここへこられるよ。……アッ、サイレンだ。おいきみ、あの音が聞こえるかい、警察自動車のサイレンだよ。警官隊が到着したのだ。きみはもう、逃げられないよ。」

ウー、ウー、というサイレンの音が、テントのそとへ近づいていました。