Japanische Klassiker mit Furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme
強いサーチライトの光が、それを照らしているのですから、どんなこまかいことも、ありありと見えるのです。
二とうのウマは、矢のようにとんでいます。骸骨男がひょいとうしろをふり向きました。明智のウマのひづめの音が聞こえたからでしょう。かれは明智の頭の上で、ぐるぐるとまわっているほそびきに気がついたようです。
そのときです。明智の右手がパッとのびました。そして、まわっていたほそびきが、輪をつくったまま、サーッと宙を飛んだのです。
うしろの自動車では、小林君たちが思わず、アッと声をたてました。
サーチライトの光の中に、骸骨男が、まっさかさまにウマから落ちるのが見えます。投げ縄は、みごとに命中したのです。
骸骨男のウマは、そのまま走りさってしまいました。明智のウマが、地面にころがった骸骨男よりも前にすすみました。骸骨男は、首にかかったほそびきで、ずるずると、地面を引きずられています。
骸骨男の左手が、首のほそびきにかかっていました。そうしなければ、首がしまって死んでしまうからです。そして、右手でなにかやっています。黒いシャツのポケットから、なにかとり出しました。