Japanische Klassiker mit Furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme
それは、先まわりをした警察自動車でした。ヘッドライトの中に、骸骨男のすがたがはいったので、すぐ車を止めて、中からどやどやと警官がおりてきました。
骸骨男は、はさみうちになったのです。もうどうすることもできません。とうとう、覚悟をきめて立ちどまりました。
そこへ、前とうしろから警官たちがとびかかっていって、おりかさなるようにして、怪物をとらえ、手錠をはめたうえ、ぐるぐる巻きにしばりあげてしまいました。手錠だけでは、あぶないと思ったのです。
明智探偵も、その場にもどってウマからおり、中村警部と顔を見あわせて、この大とりものの成功をよろこびあっていました。
「明智君!」
しばりあげられた二十面相の骸骨男が、くるしそうな声で呼びかけました。
「ぼくの負けだよ。もうこれいじょう奥の手はないから、安心したまえ。しんみょうに、さばきをうけるよ。しかし、きみが投げ縄の名人とは、知らなかったね。見たまえ、首にこんな傷ができたよ。」
いかにも、二十面相の首には、ほそびきですれた、まっ赤なあとがついていました。
こうして、さすがの怪人二十面相も、ついにとらわれの身となったのでした。