Japanische Klassiker mit Furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme
そして、大きな口をいっぱいにひらいて、いきなり笑いだすのでした。
「ワハハハ……うまいことを思いついたぞ。おれの知恵はどんなものだ! ワハハハ……さあ、しごとだ、おもしろいしごとをはじめるぞ。ワハハハ……。」
じいさんは、気ちがいのように笑っているのです。笑うたびに大きな口がぱくぱく動いて、黄色い歯がむきだしになり、そのあいだから、どす黒い舌が、へらへらとのぞくのです。それが下のほうから、ろうそくの光に照らされるのですから、その気味わるさといったらありません。
「しごとをするといって、こいつは、いったい、どんなしごとをするんだろう。のんきらしく、彫刻でもはじめるつもりだろうか?」
箱の中の小林君は、心の中でそんなことを考えながら、なおも見つめていますと、怪老人は、左手にろうそくを持ち、右手に大きな金づちをさげていることがわかりました。
老人は、背中をまるくして、まるでゴリラのようなかっこうで、よたよたと、こちらへ歩いていきましたが、よろいびつから二メートルほどのところへ近づくと、パッと、一とびによろいびつにとびかかり、その上に腰をおろしてしまいました。