Japanische Klassiker mit Furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme
人形きちがいといわれるのも、もっともでした。その部屋には、壁いっぱいのガラス戸だながあって、その中に、ありとあらゆる人形が飾ってあるのです。
サナエちゃんは、四つぐらいのときから、人形がすきでたまらなくなっては、おねだりをして買ってもらった人形が、いつのまにか、こんなにたまってしまったのです。
おとうさんやおじさんたちが旅行のおみやげにくださった、いろいろの地方の人形が、こけし人形をはじめとして、ウジャウジャならんでいます。
すこし大きいのでは、かぶき人形、なよなよとした姿のロマンス人形、目の青い西洋人形、船長のおじさんにもらったイタリアの大理石人形、京都できのかわいいさんぱち人形、ミルクを飲む人形、寝かすと、「おぎゃあ。」となく赤ちゃん人形。もっと大きいのでは、文楽人形のおひめさま、サナエちゃんと同じくらいの大きさの西洋の少女人形、電気で動くロボット人形まで、かずかぎりもなくならんでいるのです。
サナエちゃんの人形ずきは、学校でも近所でもひょうばんで、「人形むすめ」という、あだなさえついていました。
にいさんの進一君は、サナエちゃんがそんなにたくさん人形を持っているのが、うらやましいのです。