Japanische Klassiker mit Furigana
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ヨブきこうえん
ヨブ記講演
内村 鑑三
Lesen Sie ヨブ記講演 (ヨブきこうえん) von 内村 鑑三 (うちむらかんぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 92.828 Zeichen · 185 Bildschirme
故に当然十三節以下の忠言となるのである。「手に罪のあらんにはこれを遠く去れ、悪を汝の幕屋に留むるなかれ、さすれば汝顔をあげてなかるべく、堅く立ちて懼るる事なかるべし、すなわち汝憂愁を忘れん……汝の生き存うる日は真昼よりも輝かん……汝は何にも恐れさせらるる事なくして伏し休まん……」と。すなわち罪を去れしかせば幸福臨まんというのである。最年少なるゾパルもまた依然として時代の思想に囚われていたのである。
◯二十節は改訳して「されど悪しき者は目くらみ遁れ処を失わん、その望は死なり」とすべきである。悪しき者は来世の生活を厭う、これ罪の罰を懼るるからである、故に悪しき者の望は死(絶滅)であるというのである。この語はヨブが頻りに死を希う心を表わしいたるに因して発したものである。ゾパルはヨブは罪人となし、愚者となし、また悪しき者となすのである。
◯このゾパルの語に対するヨブの答は、十二章に載せられている。彼は若き友がその抱ける知識と思想とに照らして無遠慮に彼を批難するに会して、憤激の情は一転化して冷き笑となり、皮肉の言葉を並べて相手を翻弄せんとするのである。彼は未熟なる知識を糧とせる乳臭児の襲撃を受けて、知識の事ならば我れいかで汝に譲らんやとて、暫し病苦と悲境とを忘れて嘲弄的逆襲に出たのである。