Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ふれんぞくさつじんじけん
不連続殺人事件
Lesen Sie 不連続殺人事件 (ふれんぞくさつじんじけん) von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 162.047 Zeichen · 322 Bildschirme
扉を糸に結んで自然にしまる装置をするとか、密室の殺人を装うとか、そういう小細工は小細工自身がすでに足跡というものでさア。すでに一つの心理を語っているではありませんか。この犯人は、常に心理を語ることを最も怖れつつしんでいまさアね。この怖るべき沈黙性は、犯人が天才の殺人鬼である証拠でしょうな。犯人の真実の動機は何か。どの殺人事件が犯人の真の目的であるか。ともかく事件は犯人の警告通り八月九日に完結するでしょうが、真実目的の犯行が八月九日に完結するとは限りませんや。目的の殺人はとっくに終っているのかも知れませんぜ」
「それなら、なにも、この警戒厳重のさなかに、余分の犯行をつけ加える必要はなかろうじゃないか」
「つまり、真実の動機を隠さなければならないからです。然し、八月九日に何が起るか、これは一つのクライマックスでもあるでしょう。僕は然し思いますな。この犯人は、八月九日の予告をだしたから、必ず八月九日に決行するというバ力みたいに義理堅いトンマじゃありませんぜ。なぜなら、犯人は時に一日に二つの殺人を敢てする、つまり彼氏、常に虚を狙い、虚をつくのです。ひとたび毒殺が行われれば、それに対する警戒が加わる。