Japanische Klassiker mit Furigana
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ふれんぞくさつじんじけん
不連続殺人事件
Lesen Sie 不連続殺人事件 (ふれんぞくさつじんじけん) von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 162.047 Zeichen · 322 Bildschirme
「チェッ。ナイトぶりやがる。ヨーロッパなみに決闘を申込むなら、一人ずつ、相手になってやる。かたまらなきゃ、何も出来やしねえだろう。バカめ」ピカ一はテーブルの上のビールを二本、栓をあけて、一本ずつ両手につかんで、ラッパのみにしながら、庭の方へ出て行った。
「一度のす必要がありますな。ぐるりと囲んで鉄拳制裁は如何ですか」
神山東洋が言った。彼等夫妻はたいがい使用人の溜りへ遊びに行ってそっちでは喋りまくっているそうだが、我々の一座へまじると、殆ど口をだすことがなかった。
「君は腕ッ節が強そうだな。ギャングが商売じゃないの?」
とセムシ詩人、遠慮のない直感をアッサリのべる。然し彼は常にニコニコ、悪意がないから、誰も腹を立てないのである。
「恐れ入りましたな。そんな風に見えますか。これで実は、気も弱く、腕ッ節も全然見かけ倒しなんですよ」
「僕みたいに御婦人のために鉄拳をふるう実力がなくちゃ、恋愛の資格もないのだろうな。時代は益々麗人のために、鉄拳の用意が必要らしいや。どうだい、モクベエ、フランスにもセムシの剣客というのは、ないかい?」
「内海さんは私のために詩集を作って下さるのよ。