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Japanische Klassiker mit Furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

」

二十面相の電人Mは、鉄の手で、首飾りを持ち上げながら、満足そうに言うのでした。

そのふたりが出て行って、しばらくすると、また、秘密戸が開いて、黒い詰襟の服を着た男が、はいってきました。お巡りさんのような帽子を手に持っています。

この男も、遠慮なく、椅子にかけて、上着の胸にかくしていた、長い棒のようなものを、とりだし、テーブルの上におきました。ふるい掛け軸です。

「雪舟の絵です。国宝ですよ。」

男は、自慢らしく言いました。

「うん、そうか。よくやった。博物館からだね。」

電人Mは鉄の手で、その掛け軸を開いてみながら、たずねました。

「そうです。ごらんのとおり、博物館の番人の制服を来てはいりこんだのです。そして、ほんとうの番人に麻酔薬をかがせて、物置の中に、ほうりこんでおいて、やすやすと、この掛け軸を手にいれました。ほかの番人は、わたしを仲間だと思っているので、逃げだすのもわけはありませんでした。」

「ありがとう。これで国宝が十二点になったよ。だが、まだまだだ。いずれは博物館の美術品を、全部ちょうだいするつもりだからね。」

その部下が出て行くと、二十面相は、テーブルの上の電話機を取り上げました。