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Japanische Klassiker mit Furigana

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なにがわたしをこうさせたか

何が私をこうさせたか

金子 ふみ子

Lesen Sie 何が私をこうさせたか (なにがわたしをこうさせたか) von 金子 ふみ子 (かねこふみこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 191.571 Zeichen · 383 Bildschirme

Aozora Bunko

そして最後に先生は、いつも、「だから百姓を軽蔑しちゃいかん。百姓は生命の親だ」をつけ加えるのだった。

雨が降らなかった。土が余りに乾きすぎて、せっかく出た芽が枯れそうになった。そこでみんなは競って朝早くから出かけては井戸の水をかけた。あるものは学校がひけてから、夕方に今一度来て水をやるものもあった。それほど子供らは真剣な輝かしい希望をこのイモにかけていた。そして無論私もまた、その子供らのうちの一人だった。

ところがある日私は、学校から帰って来るとすぐ、叔母と祖母とのいるところによびつけられた。

「ふみ、この頃学校で百姓の真似をさせているっていう話だがほんとかい」と叔母がまず私に訊ねた。

何かまた怒られるのかとびくびくしながら、私は「ええ」と答えた。

叔母はしかし別におこった様子も見せず、ただ、

「この暑いのに、女の子までも畑に出して百姓なんかさせられちゃたまらんなあ。第一着物がやけて仕様がない」と呟くように言って、「今つくりかけているのは仕方がないが、この次ぎからはもうおよし……」と私に命じた。

この次ぎから止めさせられるのは辛いが、でも今すぐでないことを私は喜んだ。