Japanische Klassiker mit Furigana
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なにがわたしをこうさせたか
何が私をこうさせたか
金子 ふみ子
Lesen Sie 何が私をこうさせたか (なにがわたしをこうさせたか) von 金子 ふみ子 (かねこふみこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 191.571 Zeichen · 383 Bildschirme
どう考えても途がない。私はまた家に帰った。日はとっぷりと暮れて、家の中にはランプが灯っていた。茶の間ではみんなが声高に話しながら食事をしていた。
私はいつもするように茶の間の外の縁側に手をついて、私の不心得を詫びた。
返事がなかった。
再び、三度、私は詫びごとを繰り返した。が、私の願いは遂にきき入れられなかった。
「うるさいじゃないか、黙っといで」と祖母はとうとう私をどなりつけるのだった。「昼間遊べるだけは遊んでおきながら、そろそろ日が暮れて行き場がなくなると帰って来て、そして、殊勝らしく詫びたり泣きごとを並べたりするのがお前のおはこだ。どうだい、ただの一膳でも御飯を食べさせてくれた家があったかい? うちも同じことだ。お前のお椀に御飯を入れてやるわけには行かんよ……」
私は叔母に縋りついて詫びてもらおうと思った。が、叔母は先手を打って、祖母と一緒に私を罵り始めた。操さんも一緒にいたが、これももちろん、何一つ口添えしてはくれなかった。
みんなは食事をすました。後片づけも叔母と祖母とで大急ぎですました。そしていつものようにベンチを持ち出して庭に夕涼みに出た。