Japanische Klassiker mit Furigana
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ちからもち
力餅
島崎 藤村
Lesen Sie 力餅 (ちからもち) von 島崎 藤村 (しまざきとうそん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 65.974 Zeichen · 130 Bildschirme
七 かかし
早く、おいで。」
と羊の群れが呼ぶものですから、そのたびに羊飼いは力をつけられまして、畑があれば畑の間を通り、谷があれば谷の間を越して行きました。やれ、うれしや。羊はちゃんと道を知っていました。おかげで、羊飼いは牧場の小屋のところに帰り着き、その日の遠足を無事にすますこともできました。
その時、羊飼いはうれしさのあまりに、いっしょに帰ってきた羊の頭をなでてやりました。それから、こう言いました。
「お前たちはどうして道を知っていたのかい。わたしより、お前たちのほうが、よっぽど知恵がある。」
七 かかし
かかしぐらいしんぼうのいいものもありません。雨にぬれようが、風にさらされようが、そんなことはいっこう平気で、明けても暮れても同じように田畑の見張りをしながら立っていました。
いたずらで、おしゃべりの好きなすずめたちがそこへやってきました。最初のうちはすずめも用心して、異様な形をしている番人には近づきませんでした。いつ来てもかかしは同じようにポツンと立っているものですから、そのうちにはすずめも慣れて、からかいに来るようになりました。
一羽のすずめがこのかかしのかさの下をのぞきに行きました。