Japanische Klassiker mit Furigana
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ちきゅうはっきょうじけん
地球発狂事件
海野 十三
Lesen Sie 地球発狂事件 (ちきゅうはっきょうじけん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 86.306 Zeichen · 173 Bildschirme
異常海底地震
「ふふふふ、すごい法螺を吹くぜ、君は」
と二人が盛んに論じ合っている卓子へ、入口から入って来た若い男がつかつかと歩み寄った。
「おう、ドレゴ君に水戸君」
「やあホーテンス君だよ」
「へえ、そうかね、何事だい」
「一つの機会が、今君達の前にある。どうかね、これからワーナー博士の調査団に加わって一週間ばかり船旅する気はないか」
「ワーナー博士って、あの原子核エネルギーの権威であるワーナー博士のことか」
と水戸は、せきこんで訊いた。
「そうだよ」
「ふうん、すると大西洋の海底を探ぐるんだな」
「ほう、よく知っているね」
「ぜひ連れていって呉れ。事件の鍵はあそこになければならないのだ。おいドレゴ君、君も是非行くんだ」
水戸は何時になく昂奮して叫んだ。
異常海底地震
その朝、オルタの港へ、一隻の奇妙な恰好をした船が入って来て、町の人々の目をみはらせた。いやに四角ばった殺風景な船で、甲板の上には橋梁のようなものが高く組んであり、後甲板は何にもなく平らであった。白いペンキ塗装ばかりが美しく、そして船尾に目もさめるような星条旗がはためいていた。
掃海船サンキス号だった。
掃海船とはいうものの、この船は水上機母艦と同じ役目もやってのけた。