Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ちきゅうはっきょうじけん
地球発狂事件
海野 十三
Lesen Sie 地球発狂事件 (ちきゅうはっきょうじけん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 86.306 Zeichen · 173 Bildschirme
「そこが、その微妙なところで……実はこういう話があるんだが……」
その先をいいかけたとき、飛行場のサービス嬢が、旅客機の修理が終ってすぐ出発しますから、すぐ乗っていただきますと觸れて来たので、ケノフスキーは周章ててドレゴの方へ手を振って、飛行機の方へ駆け出した。
「ケノフスキーさん。貴方は何の用でどこへ行くんですか」
ケノフスキーは答えるかわりに手を振った。
「いつ帰って来ますか」
「後で詳しく手紙にして送る。さよなら。さよなら」
彼は軽金属の階段を登り切って、旅客機の中へ姿を消した。もうどうしようもなかった。
飛行機の出発を見送ってから、ドレゴは柵の外に乗り捨ててあった自家用車へ戻ってきた。
「どう、うまくいって」
もうどこかへ行ってしまったかと思ったエミリーが、辛抱強く運転席の隣に座って待っていた。
「エミリー、ありがとう。かなりの収穫があったよ、が、時間が切れて話は胴中から尻方の方だけが残った恰好だ」
「ぼんやりしているのね、あの人だったら抜け目なく頭まで手にいれるんだけれど」
「水戸のことをいっているんだね」
とドレゴは苦笑しながら、車をスタートさせた。