Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme

Aozora Bunko

様にして下さいまし」

太「それは有難いこんだ、これ多助よ、去年の六月三十日汝え親父が死ぬ時に枕元に己を呼んで云うのに、おえいは多助と従弟同志なり、今の母様は多助のためには実の叔母だ、一家に血統が寄集り、此の家を相続するだから、鹽原の家に取っては此の位な芽出たい事はあんめえから、多助がおえいと夫婦別れでもする様な事が有ったら、汝え後見人に成って、どうか鹽原の家に疵を附けねえように頼むと、死んだ父さまの遺言をば、此の文のように反故にされてはだめだぞ、馬鹿野郎め、汝様な意気地なしがあるかい、二十を越した男が母様に打たれるとは情ねいこんだ、己ア家へ来う、大えこと小言云わなければなんねえ」

多「重々済みましねえ事に成りました、どうぞ堪忍して下せえ、お母様宜く勘弁しておくんなすって有難うがんす、直にお宅へ往って御意見を受けます」

太「誠に皆様に御迷惑を掛けやした、左様なら」

と態と多助に荒々しくいいつゝ引立てゝ太左衞門は帰りました。跡に丹治はおかめと顔見合わして太息つき、

かめ「どうもねえおえい間抜じゃないか、丹三さんへ送る手紙を無暗に守子などを頼む