Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
ば此の鹽原の家は打潰れるに相違ねえから、多助さん辛かんべえが辛抱して此の家を出ては成りやせんよ、私も共に貴方と一緒になって、どんな辛え事をしても家の為めに働きやすから、我慢して居ておくんなさいよ、家大事でがんすよ」
多「あいよ/\、五八や宜く家の為を思って心配してくれる、原丹治親子の事も知らない訳ではないが、言い立てをすれば血で血を洗うようなもの、世間へ対して家の恥になる事だから、今までは何にも言わず辛抱して堪えに堪えて居たけれども、実に辛くて堪え切れない事が度々あるよ、察して呉れや」
五「御尤もでがんす/\、私も命がけで貴方と一緒になり働きやすから、どうぞ詰らない心を出して下さんなよ」
と真実の心から五八が慰め居りますと、馬小屋で青という馬がヒン/\と嘶いて、バタ/\と荒れる事一方ならぬ物音に、五八は慌てゝ駈出して往って見るに、繋いである馬がバタ/\騒いで居りますから、五八が馬の口を取り鎮めておる所へ這入って来ましたは原丹治でございます。これは丹治が圓次を殺した時の顔を馬が見覚えて居たものと見え、怖がってバタ/\暴れたので、丹治も訝しく思いながら奥へ這入り、おかめと差向いで何か密々話を致して居ります。