Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
丹「はい有難うございます」
とこれから足を洗って上へ通ると、四尺に三尺の囲炉裏に真黒な自在を掛け、煤ぶった薬鑵がつるしてあります。
丹「実に悪いものが降り出しました」
比丘「さア山国ではねえ時々山から雲が吹出し、雪になるかと思うと又晴れ、晴れるかと思うと又降ると云うので山の事は頓と分りませんよ、お前さん方は江戸のお方のように思われますねえ」
丹「左様でございます、少々仔細が有って田舎へまいり、此の度帰り掛けでございます」
比丘「寒いから遠慮なしに粗朶をくべてお煖りなさい、何も御馳走はないから」
丹「難有うございます」
と粗朶をくべて吹きますると、火が移り燃上る焚火の光で比丘尼婆の顔を見ると、年頃五十五六ではあるが、未だでっぷり肥ったみず/\しい婆さんで、無地の濃花色の布子に腰衣を着けて居りますのを、おかめがきっと見て大きに驚きました。三年前沼田の下新田へ道連れの小平という胡麻灰を連れ、強談に来たおかく婆で有りますから恟り致し
かめ「お前はおかく婆さんじゃないか」
と云われおかくも驚き、
かく「これは誠にマア思い掛けない処でお目に懸りました、あなたは下新田の角右衞門様のお内儀さんのおかめさんでございましたか」