Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme

Aozora Bunko

ものは人の慈悲も弁えねえと見えて、そんな横っ倒しなア事を云って、此の宅で斯う云えば彼ア云って困らせる、己ア汝を悪まねえが、其の心根が如何にも不憫だアから一と通りの事をいうだ、汝え此処え八十両べえの金を強談に来るため、大事の荷主様に毒を服ましてよ、世界の人の身体を利かなくなるようにして、そうして汝え種々な物を盗み、脇差い差し、風呂敷脊負って脚半を掛け、草鞋穿きになって此処へ来て、田舎者の仮声を遣って取った所が只た八十両べえの金、それに引替え己ア旦那様などは座蒲団の上に坐って煙管を啣え、はてなアと一つ首を捻り考えると、直に五万や八万の金を儲ける事を御存じでいらッしゃる、旦那様に比べれば汝が稼ぎは誠に小せえ事で、此処な台所の流しの下より未だ小せえ、旦那様が悪い奴に二十両の金を呉れべいという心は大したものだ、また汝が取り損なった金は只た八十両、何とまア余り小せえ稼ぎで気の毒だよ、己ア此処な宅に奉公に来て、今では斯うやって草鞋を造り草履を直し、大騒ぎいやって小せえ事をして居るが、今に己が大くなれば五万や十万の身代になるべいと思って御奉公しているに、汝え壮え年して稼ぎ盛りで有りながら、只た