Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
義理合を立って仰しゃりやんしたから、お顔をも見ずに帰りやしたが、彼の時の御意見が身に染み渡って、山口屋に只今まで辛いのを忍んで奉公して居やんす、私決して悪さして国出たわけではがんせん、後で細かにお話をいたしやすが、申せば却って御苦労を掛けようと思い、詳しいお話を致しやせんだったが、只川一筋向のお屋敷に両親がありながらお顔を見る事もならず、何うしておいでなさるか、達者で御奉公なさるかと人の噂を聞いては悦んで居りやんすが、あんたも追々取るお年、病み煩いのねえ其の中に一遍お顔が見てえと思いまして、信心して居りやした、どうぞ私国へ帰り、家を立てるまでお達者でおいでなすって下さるようにと思ってる願いが届いて、汝が実親の角右衞門だと仰しゃって下せえまして、私何より嬉しく有難うごぜいやす」
角「此の方に於ても実に悦ばしい、段々様子を聞けば、山口屋善右衞門方へ忠義を尽し、実体にして居る由、誠に感服なるぞ、屋敷内でも其方の評判が宜しいから蔭ながら悦んでいた、又沼田の角右衞門の分家太左衞門と申すものより書面が来た所、何か後妻の悪心よりと、其方の妻の心得違いより多助は家出を致せし後にて、家は潰れ、多助には聊かも悪い