Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
所、彼の通り見る影もないお身の上、御新造様からも五十金才覚してくれと家来の私へ手をついてのお頼み、此の旅人が金を所持して居りますのを見て、あなたを世にお出し申したいばっかりで心得違いをいたしました、あなたのお手に掛って死ぬのは本望でございます、永らく御奉公をいたして、御恩を戴いた御主人の妹を連れ出して逃げるような心得違いを致しました右内ゆえ、天罰主罰報い来って、只今此の所で旦那様のお手にかゝって死ぬのは当前でございますが、江戸表に残った女房おかめと、まだ年のいかない娘が此の事を聞きましたら嘸歎きましょうが、決して盗賊をして殺されたのではない、旦那様を江戸表へお連れ申したいと思う心得で、斯様な事を致しましたと云う事を、旦那様から仰せ聞けられて下されませ、あゝ最う目が見えん、此の世のお別れ」
と云いながらバタリと倒れましたから、鹽原も思わず声が出まして、
鹽「あゝ不憫な事をした、家内が聞いたら嘸歎くであろう、許してくれ」
と歎くのを百姓が聞いていて、ホロリ/\と泣出しました。
角「とんだ事になりました、あゝ金を貸せば宜かった、道理で主人のために金が入るだ、主人も私も印形を捺いて証文を張るからって名前さえ明かしたが、よもや、嘘だと思うから貸さなかった