Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
お方は違ったものですねえ、今日はいつもよりお早いようです、まアお茶を一つ」
と差出すを受取り、
多「久八さんはもう来そうなものだなア、来た/\、久八さん今日は負けたんべいと思ったが、矢張己が早かった」
久「やア多助さんか、今日ばかりは私が先きだと思ったのだが、負けやした、私は粗々かしいから宜く物を忘れるのだよ、今日も樽を買った家へ手拭を忘れたものだから取りに返り、遅くなったのだよ、婆さんお茶を一杯お呉れ」
婆「お天気が宜く続きます、毎度あなた方のお噂ばかりいたして居りますよ、此の塩梅ではお天気も続きましょう、どうも春にならなければお団子も売れませんよ」
久「聾だからあんな事を云ってる、お茶を一杯おくれ」
婆「はい、これは気が附きませんでした」
と云いながら汲んで出すを久八は受取り、
久「多助さん、いゝ商売を始めたなア」
多「まア仕合せな事でお得意先が日々増えるばかりさ」
久「好い事を考えた、これは別だよ、誉める人もあり、中には悪くいう人もあるが、何しろ考えがうまいねえ」
多「あんたも折角樽を買ってお歩きなさい」
久「たがねえ多助さん、こうやって刺子の筒袖を着、膝の抜けた