Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
んなさい」
と両手を合せ、多助に向い神か仏のように只管拝みまするを見て、
多「そんなに心配しなさるな、何の様にもして遣るから」
と多助は茶代を払い、彼の汚い見る影もないおかめの手を引いて炭の荷を担いで帰りましたが、霜月の事でございますから人通りも滅多には有りませんから、誰も知るものは有りません。すると先程より藤野屋杢左衞門の娘お花と申して今年二十一歳に相成り、近辺で評判な別嬪の娘ですが、不思議な女で、御用達のお嬢様で有りながら絹布を着た事は有りません。尤も外へ出ます時には、御両親のお恥になると済まないと申して着ますが、宅にいる時は何うか綿服にして下さいと申し、頭も飾らず、白粉などは更につけず、誠にさっぱりとした娘でございますが、自ずと気象が気高くても強味はありません、心掛けの宜い娘でございます。多助が日々裏の茶見世へ来て話をするのを聞いて感心致して居りましたところへ、今日はおかめという叔母が参りましたのを、多助が段々と意見を加え、敵同志の親子をば助けて遣ろうと云う志は、誠に感心な事だと、年はまだ二十一歳でございますが、心ある