Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
ような訳で、五日銭屋へ逗留していたのよ」
妻「へえ、此の内儀さんと一緒に銭屋へ逗留していて、へえ、そうとも知らねえで、家じゃア案じていたのに、銭屋へ泊って此様な美くしい内儀さんと五日も逗留して娯しんでいたんでがんすか、良人マア幾歳になるだか」
角「馬鹿ア云え、此の内儀さんに災難があって、伊勢崎の名主へ掛って、八州様へ頼んでいたのだ」
妻「八州様へ頼んだかお女郎屋へ頼んだか知んねえが、五日銭屋へ泊って居れば知れたもんだ、ハア、だめな、家じゃア案じて居るものを、そりょう家を五日も明けてよくのめ/\と帰られた義理だかマア」
角「あゝ云う事をいう、マアおかみさん心配しねえが宜い、仕様のねえ婆だ、四十面をさげて飛んだ事をいやアがって、マア貴方心配しねえがようがんす」
と云って少しも訳をおかめにも云わず、又女房にも云わないから、おかめは居にくうございます。四五日経つ中、雪が降りまして、道が絶えてしまいましたから、角右衞門はおかめを小川村へ連れて往って、鹽原角右衞門に逢わせたいと思っても、連れて行くことが出来ませんので、其の年も暮れて、翌年寛延二年三月になりまして、角右衞門はおかめを連れて、小川村の鹽原の所へ尋ねて往きますと、鹽原は去年九月の三日に此の村を出立したと云うから、あゝ、それでは直ぐに支度をして立っ