Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
のが神田旅籠町から佐久間町を残らず焼払い遂に浅草茅町二丁目まで延焼し、見附を越して両国へ飛火致し、両国一面火になって、馬喰町を焼き、横山町三丁目残らず、本町通りを出て日本橋通りから江戸橋の方へ焼け、四日市小網町一面の火になり、深川へ飛火いたし、深川一面の火となり、漸く鎮火致しました。すると、其の翌晩また芝神明前から出火致しまして、芝片門前本芝残らず焼払って、お浜で鎮火致し、たった二日の間に江戸大半を焼き尽しましたが、これは開けぬ昔のお話で、只今斯様な事はございません。田舎のお話も此の時分のお話を致しますと、とんと嘘のように聞えます。沼田下新田などと申しますと甚しい山国の片田舎のようでございますが、只今では沼田から前橋まで人力車で参られ、前橋から汽車に乗り、ピイと上野まで忽ちに来られ、一日の内に東京から往復が出来まする事で、追々開けて参りました故、これからは鉄道が日本国中へ蜘蛛の巣を掛けた様になりますそうですが、マア何の位便利になるか知れませんが、其の頃は一寸旅立するにも中々億劫な事で、田舎のお方が江戸見物に出るにも泣きの涙で出ましたもので、江戸ッ子が上方見物に往くにも実に億劫なことに思い、留守中何ういう