Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme

Aozora Bunko

のを、そうでない、貴方の跡目相続をする多助さんの叔母なり、殊に彼の子を可愛がって宜く世話をしなさるから女房に持つがよいと、分家の者始め村方一同の勧めに、止むを得ず承知いたし、不思議な縁でおかめを後妻に直しました。これから十二年経ちましてのお話で、丁度宝暦十年に相成りますから、角右衞門は年が五十四歳になりました。五八という奉公人を供に連れ、江戸見物ながら余儀ない用事があって国元を出立致し、馬喰町に宿を取って居りますると、二月四日の大火で、赤坂今井谷から出火し、品川まで焼け込んで鎮火したと申しますから、怖ねえこんだと思って居ると、又一日隔って神田旅籠町から出た火事は、前申上げました通り故、角右衞門も馬喰町を焼け出され、五八は大きな包を脊負ってせっ/\と逃げ出しましたが、往来々々アリャア/\などと云いながら、大きな荷を担いで右往左往に駈け※(「廴+囘」、第4水準2-12-11)る。此方からはお使番が馬に乗って駆けて来る。仕事師は纒を振り鈎をかついで威勢能く繰出してまいる騒ぎに、二人はまご/\しながら漸く逃出しましたが、行き所がありません。

五「旦那さん怖ねえじゃねえか、一昨日大けえ火事があって、又今日こんな火事が始まるとは怖ねえこんだ、江戸は火早いと云いやん