Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
も後へ下り、名主へ訴えようとしている所へ帰って来たのが主人角右衞門で、奥へ往って様子を聞くと、これ/\と云いますと、なか/\の沈着ものですから、直に出てまいりまして、
角「はい、是はお初にお目にかゝります、私は鹽原角右衞門でございますが、生憎只今高平まで参って居りやせんでござりやしたが、何かマア訳は知りやせんが、忰や若えもんどもが頻りに心配して居りやすが、どういう訳で私の所へお出でなすって、人の娘をかどわかしたから名主へ届けるというのでがんす、其の次第を一通り承わった上で御挨拶を致しやすが、一体貴所方は何処のお方でございやす」
かく「はい、貴方が角右衞門さんですか、お初にお目にかゝります、私は江戸三田の三角であだ屋という引手茶屋の主人おかくという婆アでございますが、此の間の深川の火事で娘を見はぐり、行方が知れませんから、只今も申すとおり漸々の事で突き留めて、怖ろしい峠を越し、此の沼田という所へまいり、宿を取って捜して見たが知れませんで居たが、今日不図御城下で見掛ける女は娘に肖ているから、跡を附けて来て見ると、此方の家へ這入ったから、此の奉公人に尋ねると、家の娘だと云いなさるから、それはどう云う