Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
処とは知らず、宿銭を遣って長い間捜し、漸々突留めてお掛合をすると、そんな御挨拶、又阿魔女も阿魔女だ、親が知れないからと云って、ずう/\しく此処の娘になって居る了簡が悪いや、他の娘を一晩でも泊めて見れば瑕を附けたとしか思われませんから、私はもう連れては帰られません」
角「そんなら私の方へお貰い申しやしょう」
かく「貰うなら貰うように、私の方へ話の極りを附けて、得心の上で貰うようにおしなさいな、只は上げられませんよ」
角「なアる程、是は御尤な次第だが、貴方が愛想が尽きて私の処へ呉れるなら、貴方から慥かに娘にくれたという書付を一本お貰い申していもんだが、たゞは上げられないとは何ういう訳でがんす」
かく「旦那、お金を三百両おくんなさい」
角「なに三百両とえ、そんな事を云ったって出来ねえ相談だ、何故三百両呉れろと云うのでがんす」
かく「何故と云って二月から五月まで他の娘を引攫って、斯様な山の中へ連れて来て居るんだよ、私は引手茶屋をして居るから娘が居なくっては商売をすることも出来ねえから長休みをするのみならず、路銀を遣って山の中へまで尋ねて来てサ、はい上げましょうと云って江戸へ帰られますかえ、呉れろなら上げまい