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Japanische Klassiker mit Furigana

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ようかいげんだん

妖怪玄談

井上 円了

Lesen Sie 妖怪玄談 (ようかいげんだん) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 29.869 Zeichen · 59 Bildschirme

Aozora Bunko

第四に、数回重ねてこれに動揺を与うるときは、ますますその動勢を増進するの事情あり。第五に、数回回転の後は、手も身体もともに動揺するの習慣性を生じて、これを制止せんと欲するも、たやすく制止すべからざるの事情あり。第六に、その装置もまた習慣性を生じて、手をもってことさらにこれに触れざるも、自然の勢い回転を永続せんとするの事情あり。これらの諸事情あるによりて、コックリの回転を見、その回転はなはだしきに至れば、あるいは足をあげ、あるいは足を転じて踏舞の状をなし、室中を自在に横行するの勢いを示すに至るなり。

余、かつてこれを試むるに、二、三人にてなすよりは、四、五人にてなす方、よろしきように覚えたり。これ、衆人の力相加わること多ければ、ますます著しき回転を示すべき道理あるによる。しかれども、衆人の与うるところの動揺の調子、互いに相応合するにあらざれば、かえってその動揺を妨ぐるの事情あるをもって、三、四人にてなす方、かえってよろしきことあり。もし、その回転の際、一人不意に笑いを発してその調子をくるわするときは、たちまちその動揺をとどむるに至るは、けだし、この道理あるによる。