Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Lesen Sie 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.885 Zeichen · 308 Bildschirme
それであなたはそのご家族の今おいでになるという郷里が、どこであるかご承知ですか」
「名古屋です」
「名古屋?」
と俊夫君は考えて、
「名古屋のどこだか分かっていませんか」
「そらでは覚えていませんが、検べれば分かります」
こう言って、巡査は机の引き出しをあけて検べていたが、やがて紙片に書き写して、俊夫君に渡しました。
俊夫君はそれをポケットに納めながら、小田刑事の方を向いて、
「叔父さん、今のところではこの名刺が唯一の手掛かりですが、これ以上捜索の歩を進めるには、どうしても名古屋へ行って、大村さんの遺族に会って事情を聞きただすより他はありません。
この名刺が偶然、西洋料理店にあるはずはないと見ねばなりませんから、やはり女給の言ったように、殺された男か、またはそれと一緒に食事した男かの、どちらかが落としたものと考えねばなりません。ご覧のとおり、この名刺はできたての物とは違って、長い間紙入れか何かの中に入れられていたような状態を呈していますから、たぶん大村氏自身が作られた名刺だと考えるのが至当だと思います。
してみると食事をした二人のうち、どちらかが大村氏と何かの関係を持っているはずです。