Japanische Klassiker mit Furigana
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こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Lesen Sie 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.885 Zeichen · 308 Bildschirme
帰宅
それから、私たちは三人して、どうしたならば、拳骨団の連中を逮捕できるだろうかについて相談しました。小田さんも、名案が浮かばないと見えて、長い間腕をこまねいて、眼をつぶって考えました。
すると十時五分過ぎに、電話のベルがはげしく鳴りました。××橋へ行った巡査からの報告だったので小田さんが出ました。その時、小田さんの言葉が、どんなに、私たちをびっくりさせたかは、皆さんもお聞きになれば分かります。
「なに? 俊夫君と豊君とが猿轡をはめられて、松の木に縛られていたって? 二人とも生命に別状はない? そりゃ結構だ。すぐ自動車に乗せて、一緒にこちらへ連れてきてくれたまえ」
帰宅
俊夫君と豊さんが自動車で送られてくると知って、私たちはどんなに待ったことか、それは皆さんにも想像ができることと思います。ことに富田さんは、最愛の一人息子が、とにもかくにも、無事で悪漢の手から帰されたときいて、限りなく喜ばれました。私も俊夫君と会えるのですから、じっとしてはおれず、室の中を歩きまわりました。小田刑事も私たち二人の喜ぶ姿を見てにこにこしておられました。
やがて、待ちどおしい時間もついに過ぎて、表に自動車の止まる音が聞こえました。