Japanische Klassiker mit Furigana
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こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Lesen Sie 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.885 Zeichen · 308 Bildschirme
お母さんはこれからよそのおじさんと一緒にいい所へ行くよ。ここにお父さんのお馬鹿さんからたんまり取ってきたお金があるからね』と言いながら懐をたたきました。
僕はあまりに癪にさわったから、いきなり豊さんのそばへかけより、豊さんを抱きあげてお母さんに押しつけ、『抱いておあげなさい』と言いました。すると、お母さんはいよいよ怒って僕らをはねのけながら、『おいおいもう、こんな子供たちに用はないから、S橋までつれていって捨ててきてくれ』と階下の男に申しました。
やがて僕らは猿轡をかまされ、眼かくしをされて再び自動車に乗せられ、S橋で下ろされました。そうして松の木にしばられ、幸いに皆さんに見つけられたわけです」
ここまで語って俊夫君は一息つきました。みんな固唾をのんで聞いていましたが、そのとき小田さんが言いました。
「それじゃもう今頃は、悪漢たちは逃げてしまっただろう」
「いいえ大丈夫逃げはしません。これから皆さんと一緒に逮捕にゆきたいと思うんです」
「どうして逃げないと分かるね?」
俊夫君はだまって内ポケットから、風呂敷包みを出し、富田さんの方へ差しだし、
「中を見てください」