Japanische Klassiker mit Furigana
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こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Lesen Sie 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.885 Zeichen · 308 Bildschirme
というのは、小田刑事は、佐久間氏殺害事件の解決を俊夫君に依頼したからであります。
「犯人の見当はおおよそついているけれど、確証があがらぬから困っているのだよ。だから、それを俊夫君に見つけてもらおうと思ったんだ」
と、小田刑事は、言いました。
「死体が発見されてからの顛末を順序よく話してください」
と、俊夫君は言いました。
小田刑事の話によると死体を発見したのは、雇い人の老婆でありました。老婆は、昨夜八時少し前にいつものごとくお湯に行き、それから八百屋へ買い物に行って、十時頃帰ったのですが、応接室にあかりがついていたので、不審に思って見にいったのであります。というのは、その夜佐久間氏は、九時頃にある会合に出かけるはずであって、帰宅は十二時頃になるかもしれんと話していたそうだからであります。
応接室に入るなり、彼女は支配人が血にまみれて、うつむきに死んでいるのを発見し、腰を抜かさんばかりに驚いて、直ちに警察に電話をかけたのであります。
小田刑事が捜査主任となって、先方へ行って検べてみますと、死体以外に眼についたのは、例の玉振時計であります。玉振時計はピストルのたまに当たって九時半で止まっているから、たぶん犯人は第一のたまを射損じて時計を打ち、第二のたまで佐久間氏を射ち殺したにちがいなく、したがって凶行は言うまでもなく