Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Lesen Sie 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.885 Zeichen · 308 Bildschirme
八十万円の首飾り
警察のものが、頭を搾って考えても分からぬので、俊夫君に読んでもらおうと思ってきたのだ」
こう言って、小田さんはポケットから、一枚の黒い紙を取りだしました。それは三寸四方位の大きさの紙でした。
八十万円の首飾り
小田さんは、黒い紙と同時に、なお一枚の写真を取りだしました。
「これが須田町で、ゆうべ轢かれた男の死に顔だ」
と申しました。俊夫君はしばらくその写真を眺めてから、黒い紙を取りあげました。それは黒く染めた日本紙で、その上に毛筆で、白い絵の具をもって、次の文字が書かれてありました。
やかしぬもつれ
きためほんとり
すけなをびえね
つまけらますむ
ちまとへよぼに
ばりでのぶおす
るくはてさたこ
俊夫君は一生懸命に見つめていましたが、さすがに、分かりかねたと見えて、額に皺をよせました。
「どうだね? 俊夫君。逆さまに読んでも、斜に読んでも、一字おきに読んでも、さっぱり、意味をなさぬじゃないか」
俊夫君はそれには返事をしないで、熱心に研究していましたが、やがて、立ち上がって、
「ちょっと待ってください」
と言いながら、紫外線装置のある室に入ってゆきました。次の瞬間、紫外線を使用する特殊の音が聞こえてきました。