Japanische Klassiker mit Furigana
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こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Lesen Sie 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.885 Zeichen · 308 Bildschirme
俊夫君はつかつかと二階へ上がりました。俊夫君は化け物などを信じないから少しも怖くはないのです。二階は六畳と三畳の二間からなり、三畳の方に、北に画した窓が一つありました。「北窓」とあるのはそれに違いありません。
しかしその北窓の下には、畳があるばかりで何の変わったこともありませんでした。俊夫君はひざまずいて、あたりを眺めまわしましたが、もとより何物も発見することができませんでした。
「兄さん、畳を上げてください」
と、しばらくしてから俊夫君が申しましたので、私は畳を上げました。
と、そのとき私はアッと言って、もう少しで畳を手からすべらすところでした。というのは、その畳の下の板にできている凹みの中に、きらきら光る蛇のように、ダイヤモンドの首飾りがとぐろを巻いて横たわっていたからであります。
私たちは思わず顔を見合わせました。
俊夫君は、その首飾りを取りあげて、小田さんに渡し、
「どうです、これに心当たりはありませんか」
と尋ねました。小田さんはしばらくそれをいじっておりましたが、やがて、
「どうもこれは銀座の××宝石商から盗みだされた、例の八十万円の首飾りらしい」