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Japanische Klassiker mit Furigana

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こさかいふぼくしゅうはしがき

少年科学探偵

小酒井 不木

Lesen Sie 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.885 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

お父さんは麹町三番町の自宅の隣に、俊夫君のために小さい実験室を建ててやりました。その中で俊夫君は顕微鏡をのぞいたり、試験管をいじったりして、可愛い洋服姿で夜遅くまで実験をしています。この実験室は、今は探偵の事務室を兼ねております。

俊夫君の名が高くなったので、近頃は日に二三人の事件依頼者があります。最近迷宮に入った大事件を三つも解決したので、少年名探偵の評判を得ました。しかし探偵という仕事は、命知らずの犯罪者相手のことですから、腕ずくでは俊夫君もかないません。

それがため命の危険なこともありますので、俊夫君は負けず嫌いの性分ですけれど、両親が心配して、この春から力の強い人を助手として雇うことになりました。その助手となったのが、すなわちこの柔道三段の私であります。

はじめ俊夫君は私の名を呼んで「大野さん」と言っていましたが、近頃は「兄さん」と呼びます。それほど私たちの仲は親密になりました。私は朝から晩まで俊夫君と一緒におります。街などを歩いていると、「兄さんは、今、講道館のことを考えていたね」などと言って私を驚かせます。どうして分かるのかと聞くと、にこりと笑って、いかにも簡単に推理の道筋を説明してくれます。