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Japanische Klassiker mit Furigana

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やまのじんせい

山の人生

柳田 国男

Lesen Sie 山の人生 (やまのじんせい) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 116.022 Zeichen · 226 Bildschirme

Aozora Bunko

ただし塩気のある物を好まぬといっている。以上二種の記録は少しずつの異同があり、材料の出処の別々なることを示している。これ恐らくは信用すべき一致であろうと思う。

同じ『周遊奇談』の巻三には、また秋田県下の山男の話を記して、九州の例と比較がしてある。ただし著者自分で見たという点が安心ならぬ故に、特に原文のまま抄出して置く。

「出羽国仙北より、水無銀山阿仁と云ふ処へ越ゆる近道、常陸内と云ふ山にて、路を踏み迷ひ炭焼小屋に泊りし夜、山男を見たり。形は豊前のに同じけれども力量は知れず。木も炭も石も何にでも負ひもせず。唯折々其小屋へ食事などの時分を考へ来るとなり。飯なども握りて遣はせば悦びて持ち退く。人の見る処にては食せず。如何にも力は有りさう也。物は言はず。たゞのさ/\立廻りあるくばかり也。尤も悪きことはせず。至つて正直なる由なり。此処にては山女は見ず。又其沙汰も無し」。

山男はまた酒がすきで酒のために働くという話が、『桃山人夜話』の巻三に出ている。「遠州秋葉の山奥などには、山男と云ふものありて折節出づることあり。杣・山賤の為に重荷を負ひ、助けて里近くまで来りては山中に戻る。