Japanische Klassiker mit Furigana
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やまのじんせい
山の人生
柳田 国男
Lesen Sie 山の人生 (やまのじんせい) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 116.022 Zeichen · 226 Bildschirme
一八 学問はいまだこの不思議を解釈しえざること
容貌人の形に非ず。故に之を名づけて目利真角嘉和良と謂ふ。年十四歳の時、祖母天仁屋及び母真嘉那志に相随ひて、倶に白雲に乗りて天に升る。後年屡目利真山に出現して、霊験を示す。邑人尊信して神岳と為す」と。ツカサは巫女を意味しまた多くは神の名であった。カワラは沖繩の按司と同じく、また頭目のことである。先島の神人には角を名につくものが他にもある。すなわち神の子であり、のちまた神に隠されたる公けの記録が、かの島だけにはこれほど儼然として伝わっているのである。殺すということは少なくとも、古代一般の風習ではなかった。
一八 学問はいまだこの不思議を解釈しえざること
嘘かとは思うが何郡何村の何某方と固有名詞が完全に伝わっている。今から三十年ほど以前に、愛媛県北部の或る山村で、若い嫁が難産をしたことがあった。その時腹の中から声を発する者があって、おれは鬼の子だが殺さぬなら出て遣る。もし殺すならば出て遣らぬがどうだと言う。活かして置くのは家の名折れとは思ったが、いつまでも産れないでは困る故に、皆で騙して決して殺さぬという約束をした。そうして待構えていて茣蓙で押えて殺してしまった。