Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

やまのじんせい

山の人生

柳田 国男

Lesen Sie 山の人生 (やまのじんせい) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 116.022 Zeichen · 226 Bildschirme

Aozora Bunko

ただいまは京都に留まって、東寺の辺に安住している。人に怖ろしい姿を見せぬように、急いで還ろうと飛んで往ったという田圃路に、安東寺の字名などが残っており、その時親が悦んで団子を食わせた記念として、毎年同じ日に村では団子祭をするといっている。

戦いがなくなり国中が統一してしまうまでは、こういう義理固い無茶者は、求めても養って置く必要が時としてはあった。いわば百姓の家に生まれたのが損だったのである。肥後の川上彦斎の伝を見てもそう思うが、江戸幕府の初頭に刑せられたあぶれ者、大鳥一兵衛などについてはことにその感が深い。ほんのもう四十年か五十年早く生まれていたら、彼は大名になったかも知れぬのである。一兵衛自身の身の上話というのは、『慶長見聞集』巻六に出ている。「武州大鳥といふ在所に利生あらたかなる十王まします。母にて候ふ者子無きことを悲み、此十王堂に一七日籠り、満ずる暁に霊夢の告あり、懐胎して十八月にしてそれがし誕生せしに、骨柄たくましく面の色赤く、向ふ歯あつて髪はかぶろなり。立つて三足歩みたり。皆人是を見て悪鬼の生れけるかと驚き、既に害せんとせし処に、母之を見て謂ひけるやうは、なう暫く待ちたまへ思ふ仔細あり、是は十王への申し児なれば、其しるし有りて面の色赤し云々と申されければ、我を助け置き幼名を十王丸と謂へり」