Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
」
「共犯者? ああ、なるほどねえ。きみはなかなかしゃれがうまいねえ。ハハハ……。」
たがいに、相手をほろぼさないではやまぬ、はげしい敵意にもえたふたり、大盗賊と名探偵は、まるで、したしい友だちのように談笑しております。しかし、ふたりとも、心の中は、寸分のゆだんもなくはりきっているのです。
これほどの大胆のしわざをする賊のことですから、その裏面には、どんな用意ができているかわかりません。おそろしいのは賊のポケットのピストルだけではないのです。
さいぜんの一くせありげなボーイ長も、賊の手下でないとはかぎりません。そのほかにも、このホテルの中には、どれほど賊の手下がまぎれこんでいるか、知れたものではないのです。
今のふたりの立ち場は剣道の達人と達人とが、白刃をかまえてにらみあっているのと、少しもかわりはありません。気力と気力のたたかいです。うの毛ほどのゆだんが、たちどころに勝負を決してしまうのです。
ふたりは、ますますあいきょうよく話しつづけています。顔はにこやかに笑みくずれています。しかし、二十面相のひたいには、この寒いのに、汗の玉がういていました。