Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
ああ、ほんとうにそうなのでしょうか。
しかし、ごらんなさい、われらの名探偵は、この危急にさいしても、やっぱりあのほがらかな笑顔をつづけているではありませんか。そして、その笑顔が、おかしくてたまらないというように、だんだんくずれてくるではありませんか。
「ハハハ……。」
笑いとばされて、ふたりのボーイは、キツネにでもつままれたように口をポカンとあいて、立ちすくんでしまいました。
「明智君、からいばりはよしたまえ。何がおかしいんだ。それともきみは、おそろしさに気でもちがったのか。」
二十面相は相手の真意をはかりかねて、ただ毒口をたたくほかはありませんでした。
「いや、しっけい、しっけい、つい、きみたちの大まじめなお芝居がおもしろかったものだからね。だが、ちょっときみ、ここへ来てごらん。そして、窓の外をのぞいてごらん。みょうなものが見えるんだから。」
「何が見えるもんか。そちらはプラットホームの屋根ばかりじゃないか。へんなことをいって一寸のがれをしようなんて、明智小五郎も、もうろくしたもんだねえ。」
でも、賊は、なんとなく気がかりで、窓のほうへ近よらないではいられませんでした。