Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいじんにじゅうめんそう

怪人二十面相/少年探偵団

江戸川 乱歩

Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme

Aozora Bunko

」

二十面相のそういう声がしたかと思うと、いきなり鉄のとびらがガラガラとしまって、エレベーターは下降しはじめました。

「へんだな。」

明智は早くもそれとさとりました。しかし、べつにあわてるようすもなく、じっとエレベーター・ボーイの手もとを見つめています。

すると案のじょう、エレベーターが二階と一階との中間の、四ほうを壁でとりかこまれた個所までくだると、とつぜんパッタリ運転がとまってしまいました。

「どうしたんだ。」

「すみません。機械に故障ができたようです。少しお待ちください。じきなおりましょうから。」

ボーイは、申しわけなさそうにいいながら、しきりに、運転機のハンドルのへんをいじくりまわしています。

「なにをしているんだ。のきたまえ。」

明智はするどくいうと、ボーイの首すじをつかんで、グーッとうしろに引きました。それがあまりひどい力だったものですから、ボーイは思わずエレベーターのすみにしりもちをついてしまいました。

「ごまかしたってだめだよ。ぼくがエレベーターの運転ぐらい知らないと思っているのか。」

しかりつけておいて、ハンドルをカチッとまわしますと、なんということでしょう。