Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
名探偵助手の小林君も、こんどばかりは、手も足も出ないのです。二十面相のかくれがを知る手がかりはまったくありません。
おとといは、賊の部下が紙芝居屋に化けて、ようすをさぐりに来ていたが、もしやきょうもあやしい人物が、そのへんをうろうろしていないかしら。そうすれば、賊の住み家をさぐる手だてもあるんだがと、一縷の望みに、たびたび二階へあがって表通りを見まわしても、それらしい者の影さえしません。賊のほうでは、誘かいの目的をはたしてしまったのですから、もうそういうことをする必要がないのでしょう。
そんなふうにして、不安の第二夜も明けて、三日めの朝のことでした。
その日はちょうど日曜日だったのですが、明智夫人と小林少年が、さびしい朝食を終わったところへ、玄関へ鉄砲玉のようにとびこんできた少年がありました。
「ごめんください。小林君いますか。ぼく羽柴です。」
すきとおった子どもの叫び声に、おどろいて出てみますと、おお、そこには、ひさしぶりの羽柴壮二少年が、かわいらしい顔をまっかに上気させて、息をきらして立っていました。よっぽど大急ぎで走ってきたものとみえます。