Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
そのわけを、ひとつ想像してごらんください。
インド人たちは、緑ちゃんをひっかかえ、小林君をつきとばすようにして、洋館にはいり、せまい廊下づたいに、ふたりを奥まった部屋へつれこみましたが、見ると、その部屋のすみの床板に、ポッカリと四角な黒い穴があいているのです。地下室への入口です。
「この中へはいりなさい。」
インド人がおそろしい顔つきで命じました。
小林君は両手をしばられて、まったく抵抗力をうばわれているのですから、どうすることもできません。いわれるままに、そこに立てかけてあるそまつなはしごを、あぶなっかしく、地面の穴ぐらへおりていくほかはありませんでした。小林君が、ほとんどすべり落ちるようにして、まっくらな穴ぐらの底に横たわると、インド人のひとりが、はしごの中段までおりて、そこから緑ちゃんの小さいからだを、小林君のたおれている上へ、投げおとしました。
やがて、はしごがスルスルと天井に引きあげられ、穴ぐらの入り口は密閉され、地下室は真のやみになってしまいました。
そのやみの中に、からだの自由をうばわれた、緑ちゃんと小林君とが、折りかさなってたおれているのです。