Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
の字が書きなぐってあったではありませんか。
賊の予告は、最初はハガキ、つぎは電話、そのつぎはショーウィンドーと、一日ごとに大鳥時計店へ近づいてきました。つぎには店の中までもはいってくるのではないでしょうか。
そして、その翌朝のことです。顔を洗って、店へ出てきた店員たちは、アッとおどろいてしまいました。店には大小さまざまの時計が、あるいは柱にかけ、あるいは棚に陳列してあるのですが、ゆうべまでカチカチと動いていたそれらの時計が、どれもこれも止まってしまって、そのうえ申しあわせたように、短針が五時を示しているのです。
懐中時計や、腕時計はべつですが、目ざまし時計も、ハト時計も、オルゴール入りの大理石の置き時計も、正面にある、二メートルほどの大振り子時計も、大小無数の時計の針が、いっせいに正五時をさしているありさまは、何かしらお化けめいて、ものすごいほどでした。
いうまでもなく、「もうあと五日しかないぞ。」という、二十面相の予告です。怪盗は、とうとう店内までしのびこんできたのです。
それにしても、げんじゅうな戸じまりがしてあるうえ、表と裏には私服刑事が、店内には寝ずの番人が見はっている中を、賊は、どうしてはいりこむことができたのでしょう。