Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

かいじんにじゅうめんそう

怪人二十面相/少年探偵団

江戸川 乱歩

Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme

Aozora Bunko

」

「そういえば、おかしいね。あいつ穴の中をしらべるのに、懐中電燈もつけていなかったじゃないか。」

警官たちは、なんとも形容のできない、みょうな不安におそわれはじめました。

「おい、二十面相というやつは、なんにだって化けるんだぜ。いつかは国立博物館長にさえ化けたんだ。もしや今のは……。」

「エッ、なんだって、それじゃ、あいつが二十面相だっていうのか。」

「おい、追っかけてみよう。もしそうだったら、ぼくらは係長にあわす顔がないぜ。」

「よしッ、追っかけろ。ちくしょう逃がすものか。」

五人は、あわただしくあき家の入り口にかけだして、深夜の町を見わたしました。

「アッ、あすこを走っている。ためしによんでみようじゃないか。」

そこで一同声をそろえて、

「オーイ、オーイ。」とどなったのですが、それを聞きつけた相手は、ヒョイとふりかえったかと思うと、立ちどまるどころか、まえにも増した勢いで、いちもくさんに逃げだしたではありませんか。

「アッ、やっぱりそうだ。あいつだ。あいつが二十面相だっ。」

「ちくしょう、逃がすものか。」

五人はやにわに走りだしました。

もう一時をすぎた真夜中です。