Japanische Klassiker mit Furigana
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しんたからじま
新宝島
江戸川 乱歩
Lesen Sie 新宝島 (しんたからじま) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 99.590 Zeichen · 197 Bildschirme
そこで、筏につんであったシーツの白布をさがして、てんでにそれをシャツの上からぐるぐるとまきつけ、やっといくらか寒さをしのぐことが出来ました。
「君たち、お腹がすきやしない? 僕はぺこぺこだよ」
大ばたらきをした一郎君が、第一に空腹をうったえました。
「うん、僕もだよ。箱の中に食料が入れてあったね。あれをたべようよ」
保君がさっそく賛成しました。
そこで、三人は又手さぐりで、筏につんである木箱のそばにより、その中の鳥のあぶり肉だとか、パンの木の実だとかを取出して、たらふくつめこみました。
「ああ、おいしかった。まだたくさん残っているね。あと五日分ぐらい大丈夫あるよ」
たべることにかけては、保君が一番ぬけ目がありません。手さぐりで、箱の中の食料をちゃんと計算していたのです。
みんなお腹がくちくなると、しばらくはだまりこんでいましたが、そうしていますと、くら闇というもののこわさが、だんだん心の中にひろがって来るのでした。
「何だかへんだねえ。ここはどこなんだろう。どうしてこんなに静かなんだろう」
まず保君が、たまりかねたように口をきりました。
「やっぱり洞穴の中だよ。