Japanische Klassiker mit Furigana
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しんたからじま
新宝島
江戸川 乱歩
Lesen Sie 新宝島 (しんたからじま) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 99.590 Zeichen · 197 Bildschirme
やまと島の住民
樽の横腹の小さな穴から、受けてある鍋やどんぶりの中へ、油がどっさりしたたり落ちたのです。
哲雄君はなんという感心な少年でしょう。何もないところからまず火をつくり出し、今度はその火をたやさないように、油までつくり出したのです。
しぼり取った油を、シーツの布でこして、それを少しお皿に入れて、それから、シーツのはしを細く切ったきれをこよりにして、燈心の代りにお皿の中へ入れ、そのはしへ火をつければ、りっぱなともし火が出来るのです。
こうして、少年達はその夜から、気味のわるい暗闇の中で寝ないでもすむようになったのでした。
やまと島の住民
少年達が一箇月の間になしとげたことは、パンの木の発見や、油しぼり機械の発明だけではありません。まだほかにもいろいろな事があったのです。
まず第一はその無人島に名をつけたことです。その島はちゃんと地図にのっていて、名のある島かも知れませんけれど、少年達はそれを少しも知りませんので、「仮に僕たちで名をつけておこうじゃないか」ということになり、いろいろ名前を相談したあげく、三少年の通っていた小学校の名をとることにきまりました。それは大和小学校というのですが、その「やまと」