Japanische Klassiker mit Furigana
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せっしょうせき
日本の諸国物語
楠山 正雄
Lesen Sie 日本の諸国物語 (せっしょうせき) von 楠山 正雄 (くすやままさお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 75.040 Zeichen · 158 Bildschirme
「おやおや、まあ」
といったまま、おじいさんもおばあさんも、びっくりして腰を抜かしてしまいました。しばらくしておじいさんが、
「これはきっと、わたしたちに子供の無いのをかわいそうに思って、神さまがさずけて下さったものにちがいない。だいじに育ててやりましょう。」
「そうですとも。ごらんなさい。まあ、かわいらしい顔をして、にこにこ笑っていますよ。」
と、おばあさんはいいました。
そこでおじいさんとおばあさんは、あわててお湯をわかして、赤ちゃんにお湯をつかわせて、温い着物の中にくるんで、かわいがって育てました。瓜の中から生まれてきた子だからというので、瓜子姫子という名前をつけました。
瓜子姫子は、いつまでもかわいらしい小さな女の子でした。でも機を織ることが大すきで、かわいらしい機をおじいさんにこしらえてもらって、毎日、毎日、とんからりこ、とんからりこ、ぎいぎいばったん、ぎいばったん、機を織っていました。おじいさんはいつものとおり、山へしば刈りに出かけます。おばあさんは川へ洗濯に出かけます。瓜子姫子はあとに一人、おとなしくお留守番をして、あいかわらず、とんからりこ、とんからりこ、ぎいぎいばったん、機を織っていました。